日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

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2023年3月12日話し方を効果的に上達させる方法とは?

★話し方の講義内容はとても分かりやすい


最近、本屋さんに行くと話し方に関する本がたくさん並んでいます。ベストセラーとなった『人は話し方が9割』や『1分で話せ』など、長期間店頭に並んでいる本も珍しくありません。それだけ『話す』ということに問題意識を持っている人が多いということでしょう。
ところで、それらの本を読むと、どれもとても分かりやすく書かれています。読むとすぐに「なるほど」と納得できることばかりです。そして日本話し方センターの各コースの講義内容も、小学生高学年が理解できるくらい分かりやすいものです。
ではなぜ、話し方の本や話し方教室の講義は分かりやすいものなのでしょうか。それは話し方は『わかる』ことではなく『できる』ことが重要だからです。今回はこのことについて解説します。




★簡単と思えることができない人は多い


日本話し方センターの講師がコースの最初に受講生にアドバイスすることは、例えば、このようなものです。
・聞き手に届くような大きな声で話しましょう
・笑顔で話しましょう
・話す前にどういう話か短い言葉で伝えましょう
どれも、聞けば「なんだ、そんなことか」と思うようなことばかりではないでしょうか。話し方の本にもこういうポイントはこれでもか、というくらい書かれています。
でも、現実にはこうした簡単と思えることがなかなかできない人が驚くほど多いのです。その理由は主に2つあります。



★どの程度やればよいのかわからない


1つは、自分では何をどの程度やればよいのかわからないからです。
人は想像以上に自分のことをきちんと認識できていません。例えば、2日間集中コースではこういうやり取りが時々あります。
講師「もっと大きな声で話しましょう」
受講生「私、精一杯大きな声を出しています。これ以上出せません」
講師「じゃあ、ビデオに撮って話している様子を見てみましょう。(ビデオに撮って再生するのを見てもらって)いかがですか?」
受講生「あ~、本当にこんな小さな声なんですね。こんなに小さな声では自信がない感じに見えてしまいますね」
話が苦手という人は、上達のために何をすべきか分かっていません。また、やるべきことは分かったとしても、それをどの程度やればいいのかということが分からないのです。これらが自分ではなかなか判断できないので、簡単と思えることも実行しにくいのです。



★今までと違う行動に抵抗感がある


もう1つは、人は以前と違うことをするのに抵抗があるからです。
今まで小さな声で話していた人が大きな声で話すには少なからず自分の殻を破る必要があります。でも、それはある意味では過去の自分を否定することになります。それはとても勇気がいることです。その勇気を出して一歩を踏み出すことは、なかなかできることではないのです。



★アドバイスをもらうことが上達の早道


では、どうすれば簡単と思えることを実行できるようになるのでしょうか。
それには、他の人からアドバイスを受けるのが効果的です。その声の大きさで充分か、その話の構成で分かりやすいか、など自分以外の人に判断してもらうのです。日本話し方センターの各コースはまさにそういう役割を果たしています。話し方の専門家が受講生の悩みを解決するために、何をどの程度実行すればよいかを適切にアドバイスしています。また、大きな声で話すなど、今までの自分には抵抗のあることをあえてやることで自分の殻を破ってもらう場でもあります。


生きていく上で大切なことは簡単に思えるものが多いです。話し方上達のポイントも然り。しかし、それらはできることで価値が出てくるにも関わらず、できるようになることが難しいのです。できるようになるために、ぜひ他の人のアドバイスを受けてみてください。



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